水平線 その2 昨日の敵は今日の友?
皆さんこんにちは!(^^)!
前回から水平線について学び始めました。
水平線がどのようなものなのか、その基本的な部分について述べました。今回は前回の内容を踏まえつつどんどん進んでいこうと思います。
それでは行きましょう!
水平線の二つの顔
水平線には実は二種類あるんですね。その二つとも図解してみましょう。
単純化していますが黒がレートの移動だとしたときに、赤と青の水平線は名前とその役割が異なります。
すでにテクニカルを学んだことがある人にとっては聞いたことあると思います。
赤い水平線がサポートラインと(支持線とも)呼びます。
サポートラインは落ちてくるレートを支える、跳ね返すことを期待されています。つまり上に跳ね返すことを期待されている水平線ということです。
一方、青い水平線はレジスタンスラインと(抵抗線とも)呼びます。
レジスタンスラインは上がってくるレートをはじき落とす、跳ね返すことを期待されています。つまり下に跳ね返すことを期待されている水平線ということです。
両者ともに跳ね返すことを期待されているという点は共通していて、単に下から支える形なのか上から迎え撃つ形なのかが異なるだけでした。
ここで前回チャートから意識されなくなったラインは消すべきだということを話したのを思い出してみてください。
”意識されなくなった=ラインを抜かれた”と考えた場合にこの図の中に意識されなくなったにも関わらず消されていないラインがあります。
少しレートを巻き戻してみると…
実はこの時点ではレジスタンスラインでした。一度はレートを叩き落していますので二度目に到達した時も再度叩き落すことを期待されてはいましたが、その期待もむなしく抜かれてしまいました。
抜かれてしまったら用済み…とはならないで今度は期待されることが変わります。
一度抜かれた元レジスタンスラインは新サポートラインとなるのです。
これが題名にある通り、
良きライバル;”助けに来たわけじゃねぇよ、ただ借りを作りっぱなしなのが癪なだけだ。”
主人公;”全く、お前は素直じゃないな、でもそんなところもまたお前らしいな。”
良きライバル;”無駄口ばっかたたいてる暇があったら集中しろ、来るぞ!”
となんとも少年漫画にありがちな”昨日の敵は今日の友”的な側面が水平線にはあるということですね!
レジサポ転換
水平線には二つの面があるとお話してきました。そしてレジスタンスラインだった線が一度抜かれるとそれはサポートラインに変わるということも学びました。
過去にレジスタンスラインだった水平線がサポートラインとなり、今度はサポートラインとして機能する。これが起こるとその水平線は特にそれ以降も強く意識されます。
上の抵抗体としても下の抵抗体としても役割を果たすとレジサポ転換が起きたといわれます。
それがこの図の状態ですね。水平線というツールは世界中で見られていますし、レジサポ転換は絶好のエントリーポイントになります。リアルタイムでは本当にレジサポ転換するかどうかというのはしっかり見極めなければなりませんが、レジサポ転換を意識したような値動きになることは多いです。多くの人間が意識する値動きの習性の一つなのでひとたびレジサポ転換が起きてしまえば値が伸びることも多いです。
レジサポ転換は非常に重要なのでしっかり覚えてください(*'ω'*)
まとめ
今回、水平線はサポートとレジスタンスの二種類があってサポートだったラインがレジスタンスに、レジスタンスだったラインがサポートになることをレジサポ転換と言いこれが大切であると学びました。
次回は水平線を実践に導入する際の注意点や生かし方について踏み込んで書いていきたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました!
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