注文とpips×ロットの損益計算
今回は注文の種類とそれらの特徴を学びつつ、pipsとロットから一番大切な損益の計算方法を学んでいきましょう!
注文の種類は多くて大変
注文方法の名前はこれからあげますが、最初のうちは全部覚えなくても大丈夫ですので、基本的なものだけ覚えて応用は”こういうのがあるんだなぁ”程度でいきましょう
成り行き注文
この注文方法が一番オーソドックスですのでこれは絶対に覚えてください。この注文は皆さんが注文の仕方をイメージされるた時に思い浮かぶものだろうと思います。これは相場を観察して、”今買おう!”と思ったタイミングで手動で注文を入れる方法になります。
この注文方法は当然ですが自分で相場の波を見ながら入れるメリットがあります。デメリットとしてはエントリーするまでとしてからはしばらくチャートを観察する必要があるのと、スリッページというものが発生する可能性です。
成り行きで注文をするとその注文はFX業者に行くのですが、その時の値の動きが激しいと、自分が注文したタイミングとずれてしまうことがあるのです。それがスリッページです。これの対策をするとしたら、口座開設数の多い大手の中で約定力に信頼のある業者を選ぶことだと思います。
逆指値注文
逆指値注文は成り行きなどで入った後にそのトレードでの損失額を限定するために、こ
こまで来たら損切りをするというラインをあらかじめ注文で入れておくもの
になります。
逆指値は初心者のうちは絶対に入れなければならないものになり
ます。なぜなら逆指値を入れずに成り行きで決済するということは、
自分なりに根拠を持ってエントリーしたポジションを間違いであった考えられるレートまで到達してしまったことを認め、自分の手で損失確定することなんです。これって慣れないうちだと大変だし何よりむかつきませんか?笑
トレードをする上で一番邪魔になってくるのがこういった感情なんです。そういう意味で感情抜きに損切りを行ってくれる逆指値が大切なのです。
デメリットもありますが、とりあえず逆指値は入れなきゃいけないということでオッケーです
指値注文
指値注文は成り行き注文とは異なり、ここまでレートが来たら注文を入れて約定するというラインをあらかじめ決めるということです。
指値はあらかじめ”どこで入るか”さえ決まっていればチャートを監視する必要はあまりありませんし、エントリーの際に”本当にエントリーしていいんだろうか…”なんていう躊躇をしてしまう人の味方にもなります。特にチャートをあまり監視する時間がない人には強い味方となります。
指値注文のデメリットとしてはそこに到達するまでの状況を加味出来ないという点があります。そこを注視したい私にとっては指値は慣れないからほぼ使っていません笑
その他応用の注文
これらの他にOCO、IFDONE、IFDONEOCOというものがあるらしいです。これらをめちゃくちゃ簡単にまとめると、指値や逆指値、決済注文などを場合分けして使えるよ、みたいなものです。これらの注文は必要になった時に各自で研究していただいて。笑
(急に適当でごめんなさい詳しく知らないんです)
pipsとは
FXでは世界各国の通貨を使うため、言い換えるためにはいちいち単位を変えなきゃいけない事態が発生…しないために共通単位としてあるのがpipsです。
pipsを日本円で表すと、少数第二位が1pipsになり、1銭が1pipsということになります。
つまり、 0.01円レートが動いたら1pips、
0.1円レートが動いたら10pips、
1円レートが動いたら、100pips動いたということになります。
pips表示は通貨ペアの種類によっても見方が変わるのでそこも併せて学んでいきましょう。
クロス通貨
クロス通貨というのは”クロス円”、”ユーロクロス”などのように交換対象
となる通貨のどちらにも米ドルが絡んでいない通貨ペアの事を言います。(クロスってなん
だよっていうツッコミを我慢しつつ)我々が多く触るであろうクロス円というのは円+米ド
ル以外の通貨(例;ユーロ円、ポンド円、オージー円)のことを言います。
クロス円に限らずクロス通貨のpips表示は先ほどの見方で大丈夫です。
ドルストレート
少し厄介なのが、ドルストレートと呼ばれる通貨ペアです。(例;ユーロドル、豪ドル米ドル、オージードル米ドル、ポンドドル)
例にも挙げたようにドルストレートとは米ドルに関する通貨ペアのことを言うんです。なんで米ドル絡みの通貨ぺアが”ストレート”なんだっていうのは米ドルが世界の基軸通貨だからだと思われます。(別に理由は何でもいいんです。)
ドルストレートではレートが1.22514だとか1.33215みたいな表示のされ方をしています。
クロス通貨というのは1ポンドだとか、1ユーロあたり何円で交換できるかが書いてある
のに対してドルストレートは1ポンドや1ユーロあたり何ドルで交換できるかということ
になるのでこういった単位になります。
ドルストレートのpips表記は1.22514のうち小数第四位が1pipsになります。
つまり、この数値でいえばちょうど”1”が1pipsの位になるわけです。
かなりややこしい(´;ω;`)
以上のようにドルストレートは少しややこしいですがやっていくうちに嫌でも慣れていくと思います。なのでなるべく早く慣れていきましょう!
ロット
お次はロットという単位です。ロットは売買する金額の大きさを表す最小単位で、
1ロット=10000通貨のことを表します。なぜロットという単位を使うのかというと1000000通貨だとか扱う通貨が増えるとそれをいちいち言うのがめんどくさいためより大きい単位でまとめてしまおうということみたいです…
いや待て10000通貨がそもそもわからんとなると思います。
ドル円で考えてみると、
1通貨だと、1ドルを何円で売買
10通貨だと、10ドルを何円で売買
ということです。
つまり1ロットというのは、10000ドル(1万通貨)を売買するということになるんですね。
これらのことの背景や意味、理由はさして意味はないので、深く考えず1ロットが1万通貨なんだなで大丈夫です。(私はあんまり使いませんし、ロット。)
損益計算
だいぶ長くなってきましたが、ここが一番大切なところになるので再度集中していきましょう。(;^ω^)
FXにおける損益はpips(値幅)×ロット(数量)で決まってきます。つまり大きなロットを張るかpipsを多く取る、これらで損益が増えるわけです。
数量とpipsの関係をわかりやすく説明すると、
0.1(1000通貨)で1pipsあたり±10円
1ロット(10000通貨)で1pipsあたり±100円
10ロット(100000通貨)で1pipsあたり±1000円
と、このようになります。
ドル円で実際に考えてみたいと思います。あなたはドル円100.20円の時に1ロットで買いを入れたとします。そしてその後順調に伸びていきドル円100.40円になったタイミングで決済をしました。そうなると、
(獲得pips)20pips×(1pipsあたり100円)1ロット=+2000円
このように見てみるとロットとpipsさえ覚えてしまえば、計算自体はそんなに難しいことではないですね。
ロット計算は特に逆指値の計算(損失の限定)をする上でも大切なので頑張って覚えましょう!
あとこれは私も実際に取引をする際に戸惑ったことなのですが、
「あれ、レバレッジってどこで調整するの(;゚Д゚)」ってなる人いません????
実はレバレッジは何倍って決めるものじゃなくて自分が入れている証拠金に対してどのくらいロットを張るかで自動で決定されるんです。
仮に10000円を証拠金にした場合、250000円分持ったとしたら25倍だし、
、50000円分持ったとしたら5倍ですし
上のは大まかな計算ではありますがレバレッジのかけ具合というのは証拠金に対してのポジションサイズによって決められるということを覚えておけば私のようにあるはずのないレバレッジボタンを探すという無駄な時間を過ごさなくて済みます。笑
まとめ
今回に限ったことではないですが基本用語は実践をやらないと覚えていかない、逆に言えばやっていけば簡単に覚えられるものです。
今完全に理解出来なくても全く構わないです。繰り返し繰り返しやっていく中でしっかり覚えていきましょう(^▽^)
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