エントリーから決済までの基本用語


   今回はFXをやっていくにあたってどんなに嫌でもでも覚えなければな


らないポジションを持つところから手仕舞いするところまでの基礎知識を、ポジションを


持つところから順に学んでいきましょう(^▽^)






エントリーとポジション



 ポジションとかエントリーっていう言葉から連想できる人もいるとは思いますが、いまいち言葉の意味わからんのだけど(´;ω;`) となる人もいるかもしれないのでここから行きましょう。




  FXは為替の変動に合わせて自分はこれからどちらに行くのかという予想を立てて、
買い売りを選択していくものだとこれまでに説明しました。自分の意志によって買い売りの注文を出して相場に入っていくことをエントリーといいます。


 これが約定(やくじょう)して相場にエントリーしたとなれば約定したその価格があなたのポジションということになります。





 つまり買いの場合、買いでエントリーし、買いポジションを持っている。



 売りの場合、売りでエントリーし、売りポジションを持っているということになります。




  特にこれらは一般的に、買いエントリーをロング、売りエントリーをショートと呼びます。



  いやいやなんで買いが長い売りが短いって呼ばれてるのという疑問が出てきました。


 この疑問を解くには、各エントリーをした後のポジションの保有時間の違いについて知らないといけません。


  
  レートというものは買いポジションが多くなると、その方向に偏り、結果として上昇します。


  その溜まり方の性質として、ロングはジワジワ溜まり、ショートはドーンと溜まる傾向があります。


 このような傾向があるため必然的に買いポジは保有時間が長くなりやすく売りポジは買いポジに比べると短くなりやすい。このようなことからロング、ショートと言われてるみたいです。笑



  おいおいと、買いでも売りでも利益が出せるわけなんだから、なんでこのようにレートの上昇より下降、暴騰より暴落の方が、早いんだよどっちにしても変わらないだろと思われる方もいると思います。


  
  株とかだと基本的には買いしかないわけだから当然下落は怖いものとなると思いますし、試験とか入試の失敗を落ちるとか滑るとかいうことから、社会一般的な雰囲気として上がることより下がることに負の感情を感じやすく、その結果として、下落が始まったら、エントリーや決済をしなくては!と感情が動かされあれよあれよとレートが下落していくもの。なのではないかなぁという個人的意見です笑



  これだけ話を広げておいて悪いんですが、なんでロングやショートって言われるかはあんまり関係ないんですよね(おい)
 


  それよりはやっていくうちにいろいろな用語や理論を自分なりに腑に落ちるような考え方をしてみようと頭の中でこねて疑問を持つことが、様々なことへの理解につながると思います。なのでそのように考えてみると意外な発見があるかもしれないしおすすめです笑



   だいぶ変な脱線をしたので次に行きます('ω')







スプレッドという手数料



 先ほど注文が約定して相場にエントリーしたとなれば、約定したその価格があなたのポジションになりますとお話ししましたが、実際には手数料の分だけ不利な位置で約定します。
つまり、エントリーした直後に同値で即決済したとしてもスプレッド分負けてしまいます。
 


 それがスプレッドという名の手数料です。



   これがFXをする上での唯一のコストになります。




  スプレッドは証券会社や通貨ペアによっても異なるのですが、国内の業者であれば
大体0.1pipsから1pipsくらいかなぁと思います。つまり、新しいポジションを持てば持つほど潜在的にコストが増えていくということです。


  


  以上の理屈で言えば、スプレッドの狭い業者を使い、多くのポジションを持ちすぎない方がコストがかからないよということです。



  


  ただこの話は国内業者に限った話で、海外のFX業者はまた話が変わってきます。海外業者にはレバレッジが800倍もある業者もあり、国内よりも、「より小資金から増やしていける」という利点がある代わりに約1.3pips~3pips程度となっており、国内に比べてかなりスプレッドは広いです。






※pips(ピプス)はFXにおいて必須の単位なのですが詳しい解説は次回以降に。(ーー゛)



 



利確と損切り、損益確定



  ここまででエントリーと同時にポジションを建てて、そのポジションがスプレッド分ズレるんだよというところまで来ました。





  そして一度ポジションを建ててしまったら、あとは相場の流れの中で、自らの意志でポジションを解消して出るタイミングを決定することしかできません。




  FXの本質として我々ができることは入る場所と出る場所を自らの意志で決めることだけなんです。





  その出口の二つのパターンに、ポジションが自分の狙った方向に行き、「ここで出る」と決めた場合利確(利益確定)と言い、自分の思惑とは異なる方向に行き「ここで出よう」と決めた場合損切りと呼びます。



  今回は一応、注文してからポジションを回収するまでの基本用語の解説なので、利確と損切りの基準はテクニカルの本編でしっかり解説したいと思いますごめんなさい(´;ω;`)







まとめ



  今回はエントリーからポジションを仕舞うところまでの基本的な用語を抑えていきました。これらは超々必須を通り越してほっといてもどうせ覚えるだろレベルのものなのでチャチャっと基礎を抑えながら本編に向けて準備していきましょう( *´艸`)

レバレッジとロスカット

 


  FXにおいてレバレッジというシステムはそれはそれは大事なもので、このシステムのおかげで小資金からの取引が可能になっています。






レバレッジとは


 レバレッジを聞いたことあるよ~っていう人は少ないと思うので日本語に翻訳しますと、



   あのてこの原理「てこ」という意味らしいです。意味的には少ない力でより大きい力を生み出すみたいな意味でしたよね。




  どういうことか、例を出します



現在日本のブローカーではレバレッジは最高25倍までに規制されています。




 これを簡単な例として出すと、あなたは口座に100円を担保として入れていれば、レバレッジの力を使って最大2500円分までの取引をすることが出来るということになります。



       つまり、100円×25倍=2500円



 現在のドル/円のレートを100円として、100円の証拠金に25倍のレバレッジを掛けることで、2500円で25ドルを買いました。
 その後にドル/円のレートが110円になりまして、そろそろ売るかぁ、と考え25ドルをすべて売り戻しました。
 25ドルを売ったあなたの手元には2750円が入ってきます。



       つまり、2750円-2500円=250円


 レバレッジの力を使うことによって、100円の証拠金で250円も儲けることが出来るということです。



 とても魅力的に感じてしまいますが、それと同時に”逆てこ”になってしまう可能性もあります。


 先の例とは逆にドル/円のレートが90円になってしまった場合、


             100円-250円=-150円



 と、このようにマイナスになってしまいました。



  これを防ぐためのシステムにロスカットというシステムがあります。



ロスカット



  メリットデメリットの話の際に、追証という借金を負う可能性があるとお話ししたのですが、そうならないように証拠金に対して損失が一定の割合を下回った時に、証拠金以上の損失が出ないようブローカー側が強制的に決済してくれます。(強制ロスカット






まとめ



 このようにレバレッジは強い力を秘めているが故に力を適切に使わないと大変なことになりかねません。その一方で、我々を守ってくれるロスカットという強い存在がいることも学びました。


 
 ロスカットの世話にはなるべくならないように、レバレッジをうまくコントロールしながら資金を増やしていくことが大切です( *´艸`)

テクニカル分析の目的とファンダメンタル分析



  今回はテクニカル分析ってなんぞやって人やファンダメンタル分析との違いについて学んでいきましょう!








テクニカル分析



 まずテクニカル分析って言われると何を思い浮かべるでしょうか?


  


  私が持っていたイメージはインジケーターのこの線がこの線を上抜いたら


ゴールデンクロスだから買って、次に下抜くまで保有しておこう


だとか、この数値が20%以下になったら売られすぎだから買おう


とかこんなイメージだったんですね。ネット探せばこんなのばかりだし、間違ってはなさそうだけれど実際どんなものなのかな…



 ウィキペディアさんに聞いてみます。



テクニカル分析(テクニカルぶんせき、英: technical analysis)とは、主に株式・商品取引・為替等の取引市場で、将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析しようとする手法である。




              


       漢字多い(´;ω;`)








 ってなりたいところをぐっとこらえて進みましょう。





  これを要約すると過去の値動きから未来を予想するってことになります。


 
 さっきのインジケーターなんかもまさにこれで、ゴールデンクロスが起こると上がるという過去の値動きがあって、現在のチャートが今まさにゴールデンクロス起きたとなればこないだみたいに上がる可能性は一応あると考えらます。



  「このインジがクロスしてそのタイミングでこのインジが反転したら買う」といった類のものはテクニカル分析であると考えられますが、トレードにおいて大切な部分が抜けているように感じます。



  とはいえインジケーターっていうのは値動きの分析を助ける定規のような役割であり、頼りすぎてもいけないものなのです。あくまで値動きからの分析があってこそなわけです。



  


  少しインジケーターに話が逸れましたが、テクニカル分析がどのようなものなのかについて考え行きたいと思います。




  まず為替相場に参加している人は何人くらいいるのでしょうか?



  何千万、何億人もの人達が参加していて、それぞれがひとりひとり違うチャート設定をしていて、考え方も違うわけです。


 
  私たちが見ているチャートの中身はそういった為替相場に参加している人たちの総意だということです。



  ”暴騰してるし買ってすぐ下りればいいやと買った瞬間に激下げふざけんな”、”暴落しているのに間違いを認められず損切りできない”、”下がってきたやばい利確しなきゃ”みたいな恐怖や感情によってチャートは形作られます。



  一人一人が感情的にトレードしている中で、大衆の多数決に勝てなかったポイント(多くの人が上や下に行くと思うポイント)が一気に値が伸びやすいです。感情的にとった注文を巻き込みやすい場所、注文が集中しやすい場所、値が一気に伸びていく可能性のある場所のあたりを付けることがテクニカル分析の目的となります。



  つまり、テクニカルは自分だけのオリジナルラインや特殊なシグナルなどを探すことではなく、”みんなが意識するであろう節目を探す”ということ。つまりテクニカル分析には特殊な能力など必要ではなく基礎をしっかり学び理にかなった行為をすることが大切だということです。



  テクニカルを学習し、前のめりになりすぎるとこの事を忘れてしまいがちであるはずのない特別で確実な何かを求めてしまいがちです。ここをブレずに意識し続けることは非常に大切ですのでここを心に刻んでおいてください。



 



ファンダメンタル分析



  ファンダメンタル分析は自分がやっていないこともあり、特にいうことがないのでささっとネットから引用してきます(大事な指標発表なんかはチェックしますが)



将来の取引価格の予想を需給、収益性評価およびそれらの背景となる経済情勢分析に基づいて行う手法である。



  ファンダメンタル分析を簡単に言うと、これからの経済の状況や金利などの要因から分析を行うことです。私は単純にファンダメンタル分析は勉強色が強く、途中で勉強が嫌になったら元も子もないよなぁ、テクニカル分析の方でやってみよ。(*'ω'*)


 みたいなふざけた理由で始めたのですが、別にファンダメンタル分析は重要な経済指標の時間を見ておいてその周辺はトレードをしないことで乗り越えました。別にテクニカル分析で事足りているのでいらないかなという個人的感想です。
     
     (ファンダ主体の人すみません)




まとめ



 以上が二つの主な分析方法になります!私のブログではテクニカル分析が主なので、テクニカルで熱く語りすぎてしまった感は否めません。(*'ω'*)


  このブログを読んで勉強してくださる方は必然的にテクニカルトレーダーということになりますが、ファンダメンタル分析も全くではいけないので頭の隅には入れておいてください。



  今回も読んでいただきありがとうございました!